アコースティックギターにストラップピンを追加する場合、穴を開ける前に楽器店やメーカーへ相談してください。位置や内部構造はモデルごとに違い、誤った位置に穴を開けるとネックヒールやボディを割ったり、接合部を傷めたりするおそれがあります。

この記事の写真は筆者が特定のギターで作業した記録です。全てのギターに同じ手順を勧めるものではありません。

 

ピンがないギターの選択肢

ストラップピンがないことは欠陥とは限りません。ヘッド側に専用の紐で固定する方法を想定したモデルもあります。

  • メーカー指定のヘッド側ストラップ方法を使う
  • 座って演奏する
  • 取付可能か専門店に確認し、必要ならピンを追加する

筆者はヒール側にピンを追加した経験からボディ側で支える方法を好んでいますが、適した方法は楽器の設計や演奏スタイルによって異なります。

穴を開ける前に確認

説明書と保証条件

改造が保証に影響するかメーカーへ確認します。ブランドやモデルで条件が異なり、他のギターの経験はそのまま当てはまりません。

取付位置と内部構造

写真だけで安全な位置は決められません。ネックヒールの厚さ、接合部、補強材、ボディ内部の構造を確認する必要があります。判断できなければ穴を開けずに作業を止めましょう。

ピンと工具の適合

部品の寸法や下穴の径・深さもモデルで異なります。「キリで垂直に開ければよい」と一律には言えません。

筆者の取付け写真について

以下は筆者が当時所有していたギターで行った例です。別モデルでも同じ位置・工具・寸法が安全という意味ではありません。

筆者は下穴を開けてピンを固定しましたが、DIYを考える方は写真だけで再現せず、専門店で位置と適合を確認してください。Martinの修理サービスにもストラップボタン取付けの案内があります(Martinの修理サービス)。

自分で作業するか迷ったら

メーカーが該当モデル向けに手順・工具・寸法を公開し、保証への影響も確認できている場合だけ、その案内に従います。構造や位置が分からない、木材に割れがある、ネジが固い場合は中止して楽器店へ依頼してください。取付後はギターを持ち上げる前にストラップとピンの固定を確認します。

ストラップの選び方はこちらの記事もご覧ください。

まとめ

ストラップピンの追加はギターに穴を開ける作業です。モデルごとの構造や保証を確認し、位置に不安があれば楽器店に相談しましょう。筆者の経験は参考例として活かしながら、安全な方法を選んでください。