ギターを弾きやすくする方法として”ネック調整”というものがあります。今回はアコースティックギターメンテナス・ネック調整方法をご紹介します。
ネック調整とは?
アコースティックギターのネックは常に弦により引っ張られています。
そのため、時間が経ってくると段々とネックが起き上がってきてしまいます。
その、”起き上がり・ネックの反り”を調整してまっすぐにするのがネック調整です。
ネック調整すると良い 3ポイント
- 弾きやすくなる
- 音が安定する
- 弦高も調整され弾きやすくなる
逆にネック調整がされていないギターの特徴は・・・
ネック調整がされていないと・・・
- とっても弾きにくい
- 疲れる
- 良い音が出ない
といったことになります。
最初は、難しい作業ですが慣れてくると簡単になってきますので、是非取組んでみてください。
ネック調整手順
実際にネック調整方法をご紹介します。
ネックには”順反り・逆反り”という2つの反りの状態があります。
順反りは、弦に引っ張られてネックが起き上がってきている状態です。
逆反りは、トラストロッドを回しすぎてネックが必要以上に寝てしまっている状態です。
ネックの状態を確認
まずは、ネックの状態を確認します。
ヘッドからネックを目視して確認する方法
1Fと21Fを押さえて12Fに隙間が出来ているか確認する方法です。
12Fにわずかに隙間がある状態が良いとされていますが、私はほぼ隙間が無いくらいギリギリまでネックを寝かせるように調整しています。
そのほうが、弦高も低くなり弾きやすからですが、個人的な好みなので調整しながら試してみてください。
トラスロッドを回す
回す方向で調整する
トラスロッドは非常に固くなっていることがありますのでゆっくり回すと良いです。
さらに、回すことでネックが動くので1度に45°まで回してネックを確認しながらこまめに調整すると良いです。
一度に90°などは回さないほうが良いです。
まとめ
今回はネック調整方法をご紹介しました。
大切なことは以下の3点になります。
- ネックの状態を把握する
- 自分のできる範囲で作業する
- 丁寧に作業する
ネックがまっすぐですと、ギターも弾きやすく練習も楽しくなります。
是非、気がついたときにネックの状態を確認してみてください。
今回の記事が少しでもご参考になれば幸いです。
素敵なギターライフを。