
ギターのコードを押さえて弾いたとき、「ポコッと詰まる」「一部の弦だけ音が出ない」「ビリビリと音がする」と悩む初心者は少なくありません。コードがきれいに鳴らない原因は、指の角度や押さえる位置など、ちょっとした違いにあることが多いです。この記事では、音が出ない弦の見つけ方から、7つの原因と直し方、毎日5分の練習まで解説します。
まずは1本ずつ弾いて、鳴らない弦を見つけよう
コードを押さえたら、すべての弦を一度に鳴らす前に、低音弦から高音弦へ1本ずつゆっくり弾いてみましょう。きれいに響く弦と、音が詰まる弦を分けて確認します。コードによっては弾かない弦もあるため、押さえているコードの構成を確認してください。問題のある弦が分かれば、原因を絞り込みやすくなります。
ギターのコードがきれいに鳴らない7つの原因
1.フレットから指が遠すぎる
指をフレット(金属の細い棒)から離れた位置に置くと、余計な力が必要になり、音がビビりやすくなります。フレットの真上ではなく、フレットのすぐ手前を目安に押さえましょう。
2.指が寝て隣の弦に触れている
隣の弦に指の腹が触れると、その弦の振動が止まって音が詰まります。指先をやや立て、第一関節を自然に曲げて押さえます。ただし、手首を無理に曲げる必要はありません。
3.押さえる力が弱すぎる、または強すぎる
押さえる力が足りないと音がビビります。一方、力みすぎると手が疲れやすく、コードチェンジも遅くなります。音が鳴る最小限の力を探すことがポイントです。
4.親指と手首の位置が合っていない
ネックを握り込みすぎると指が届きにくいことがあります。親指をネックの裏側に軽く添え、手首が不自然に折れない位置を試しましょう。コードによって適切な位置は変わります。
5.爪が長くて指先で押さえられない
左手の爪が指板に当たると、指先を立てにくくなる場合があります。爪を安全な範囲で整えると押さえやすくなります。深爪は避けましょう。
6.コードチェンジを急ぎすぎている
押さえる位置が決まる前に右手で弾くと、音が詰まりがちです。最初はテンポを落として、押さえる→1本ずつ確認→まとめて鳴らす、の順に練習しましょう。コードチェンジの練習方法も参考になります。
7.ギターの弦高や弦の状態に問題がある
押さえ方を変えても同じ場所でビビる場合は、弦高、フレットの状態、弦の劣化など楽器側の原因も考えられます。弦がビビる原因と対処法と弦高の測り方と目安を確認し、必要なら楽器店に相談してください。トラスロッドやフレットを無理に調整しないことが大切です。
コード別に確認したいポイント
Cコード:人差し指が1弦に触れていないか
Cコードでは2弦1フレットを押さえる人差し指が、隣の1弦に触れて音を止めてしまうことがあります。1弦の開放音を確認し、指先の角度を少し調整しましょう。
Gコード:小指や薬指がしっかり届いているか
Gコードには複数の押さえ方があります。高音側の弦を押さえる指が寝ていないか、他の弦に触れていないか確認しましょう。無理に指を広げず、押さえやすいフォームを選んでください。
Fコード:セーハだけに力を入れすぎない
Fコードは人差し指で複数の弦を押さえるため難しく感じやすいコードです。指の角度を少し変え、1本ずつ音を確認します。Fコードの克服法も合わせて読んでみてください。
毎日5分でできる「きれいな音」の練習メニュー

1分目:押さえずに開放弦を1本ずつ鳴らし、音の違いを聴きます。
2分目:Cコードを押さえ、弦を1本ずつ鳴らして音が詰まる場所を確認します。
3分目:指先の角度とフレットに近い位置を調整し、軽い力できれいに鳴らします。
4分目:Gコードなど別のコードでも同じ確認をします。
5分目:CとGをゆっくり交互に切り替え、1回ずつきれいな音で鳴らします。
指が痛むときは無理をせず休憩してください。ギターを弾くと指が痛い原因と対策も参考になります。
よくある質問
コードを押さえると指が痛いのですが、練習を続けてもいいですか?
初心者は指先に負担を感じることがありますが、強い痛みやしびれがある場合は中断しましょう。長時間続けるより短時間に分け、無理のない押さえ方を身につけることが大切です。
指が短いとコードはきれいに鳴らせませんか?
指の長さだけで決まるわけではありません。ギターの構え方や親指の位置、押さえる順番を調整すると改善することがあります。ネックの太さなど楽器との相性も関係します。
どのコードから練習すればいいですか?
まずはEmやAmなど比較的押さえやすいコードから始め、CやGに進む方法がおすすめです。初心者が覚えたい基本コードも活用してください。
まとめ:鳴らない弦を見つけて、一つずつ直そう
ギターのコードがきれいに鳴らないときは、力任せに押さえる前に、1本ずつ弦を弾いて原因を確認しましょう。フレットの近くを押さえる、指を少し立てる、力みを減らすという基本だけでも音が変わることがあります。焦らず毎日少しずつ練習し、きれいな音を増やしていきましょう。

