ギターのストロークのやり方について、初めての方でも取り組めるように基本から順番に解説します。必要な道具や練習の進め方を確認し、自分のペースで試してみてください。
ギターのストロークとは
ストロークとは、右手で複数の弦をまとめて弾き、コードの響きとリズムを作る奏法です。弾き語りの伴奏では特によく使われます。コードを覚えても曲らしく聞こえない場合は、右手のリズムが安定していないのかもしれません。まずは弦を鳴らすことより、一定の速さで右手を振る感覚を覚えましょう。

基本は上から下へ弾くダウンストロークと、下から上へ弾くアップストロークです。最初はダウンだけで十分。音量を大きくしようとして力を入れず、自然に腕を動かします。
右手の持ち方と振り方
ピックは親指と人差し指で軽く挟み、先端を少しだけ出します。強く握りすぎると弦に引っかかりやすくなります。手首を固めず、肘から先の動きに手首の柔らかさを加えるイメージで振ってください。
ギターのサウンドホール付近を目安に弾くと、アコギでは自然な音を作りやすくなります。エレキギターではピックアップ付近など弾く場所で音色が変わります。どちらも大きく振りすぎず、無理のない範囲で動かしましょう。
ダウンとアップを交互に弾く
まず弦を左手で軽く触れてミュートし、音程のない『チャッ』という音だけで練習します。右手を下に振るときに『1』、上に戻すときに『と』と数え、ダウン・アップを交互に繰り返します。
アップストロークでは、すべての弦を強く弾く必要はありません。高音側の数本を軽くなでるだけでもリズムを表現できます。ピックが引っかかる場合は角度をわずかに変え、弦に深く入れすぎないようにします。

初心者向け8ビートの練習
8ビートは、1小節を8つの細かなタイミングに分けて感じるリズムです。『1と2と3と4と』と数えながら、右手は一定の上下運動を続けます。まずはすべてのタイミングでダウンとアップを鳴らし、次に一部を空振りにしてリズムパターンを作ります。
空振りとは、手は動かし続ける一方で弦を鳴らさないことです。ここで右手を止めてしまうとテンポが乱れやすくなります。音を出す場所と出さない場所を分けて考えると、ストロークの種類が増えても対応しやすくなります。
メトロノームとコードを組み合わせる
60〜70BPMほどのゆっくりしたテンポで、まずはCコード一つを押さえてダウンストロークを4回。次にダウンとアップを交互に弾きます。音が安定したらGやAmなどにコードを変え、右手の動きを止めない練習に進みます。
最初から歌いながら弾く必要はありません。右手のリズム、左手のコードチェンジ、歌の順に重ねると負担を減らせます。ギターコード一覧表で基本コードを確認しながら取り組んでください。
よくある失敗と対処法
音が大きすぎる:ピックを深く入れすぎていないか、肩に力が入っていないか確認します。アップで引っかかる:ピックの角度と握る力を見直します。リズムが走る:メトロノームを遅くし、空振りを含めて右手を一定に動かします。
ストロークは、短時間でも毎日続けることで感覚をつかみやすくなります。ピックの形や厚みが合わないと感じたらギターピックの選び方も参考にしてください。
ストロークが安定しているか確かめる方法
メトロノームの音を聞きながら、まずは弦を鳴らさず右手だけを動かしてみてください。クリック音とダウンのタイミングがそろっていれば、基本の拍をつかめています。次に、弦をミュートした状態で同じ動きを行い、最後に一つのコードを押さえて音を出します。
曲に合わせて練習するときは、原曲の速さにこだわる必要はありません。動画の再生速度を落としたり、ゆっくりした伴奏を使ったりして、右手が止まらないテンポを選びましょう。リズムが乱れたら一度コードを外し、右手の動きだけに戻すのが効果的です。
まとめ
大切なのは、急いで結果を出すことではなく、基本を確認しながら少しずつ練習を続けることです。気になるところを一つずつ試して、自分のギターに合った方法を見つけていきましょう。

